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高橋悠眞

YUMA TAKAHASHI

漆の新しい居場所をテーマに、漆に触れる機会の少ない世代が日常で多用するアイテムに溶け込ませることで、より多くの手に渡ることを意識しています。
漆といえば黒と朱のイメージですが、明治以降に開発が進められた色漆を取り入れることで多彩な色調も描くことが可能です。そしてメインとなる技法の一つである変塗り(かわりぬり)は、研ぎ出すたびに新たな景色を見せてくれました。それは12,000年以上も続く漆文化の新たな伝統のようにも感じます。
変塗りの歴史は江戸時代に始まり、武士たちが自分の刀の鞘に施すことで階級などを表した技法でした。個性に対するこだわりは、現代にも脈々と受け継がれています。そして今も変わらず自分の身近なものに少しのこだわりを持つことで生活はより豊かになることを知っているのです。
私は伝え残すべき文化を形に起こし、誰かの大切な時を慎ましくも寄り添える存在になれる作品をこれからも作り続けます。

1988年 東京都 生まれ
2015年 東北芸術工科大学 芸術学部美術科工芸コース 卒業
2015年 金沢卯辰山工芸工房 入所

展示歴
2008年 「GEISAI#11」東京ビックサイト
2015年 「東北芸術工科大学 卒業・修了展」東京都美術館
「漆芸の未来を拓く―生新の時―」石川県輪島漆芸美術館
2016年 「WORKS-色の間-」 銀座の金沢(東京)
「よいの形」多治見市文化工房 ギャラリーヴォイス(岐阜)
「ARETHE」 MIZEN(パリ)
「高橋悠眞 松村淳 二人展 -新しいはじまり-」モルゲンロート(東京)
「シブヤスタイルvol.10」 西武渋谷美術画廊(東京)
2017年 「金沢現代工芸展」 西武渋谷美術画廊(東京)
「加賀のひとたち」 ギャラリー数寄(愛知)
「高橋悠眞・松永圭太 二人展」現代美術 艸居(京都)

受賞・入選歴
2013年 「LightingObject2013」宮島達男 審査員賞
2015年 「東北芸術工科大学 卒業・修了展」日本漆工協会漆工奨学賞
「世界工芸コンペティション・金沢 ~茶の時空間~」入選
「第29回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選
2016年 「伊丹国際クラフト展“酒器・酒盃台”」入選
「第33回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選
2017年 「第73回 金沢市工芸展」石川県伝統産業振興協議会 会長賞